中垣製麺所

中垣製麺所について

山添村は、奈良県の北東部に広がる
標高300~500メートルの大和高原にあります。
古くは、奈良盆地を国中(くんなか)と
呼んだのに対し、東山中(ひがしさんちゅう)と
呼ばれた緑豊かな山間部です。
当製麺所のある切幡地区周辺は山添村の中でも
最上流に位置し、冬の冷え込みが厳しい地域です。
明治の初めから戦前にかけては、
綺麗な水と寒風を利用し、
天然の凍り豆腐の一大産地でした。
三輪素麺は、「小麦粉」「塩」「水」と
少しの綿実油でできています。
それゆえ澄んだ空気ときれいな水は欠かせません。
昔と変わらない自然の中で、毎日の天候を伺いながら、
これまで培ってきた勘を頼りに、
じっくりと時間をかけ、熟成を繰り返しながら
伝統の手延べの製法で仕上げています。

三輪素麺は数ある素麺の産地の中で最も古く、約1300年の歴史があると言われています。
江戸時代に刊行された「日本山海名物図絵(1745)」には「大和三輪素麺、名物なり、細きこと糸の如く、白きこと雪の如し、 ゆでて太らず余国より出ずる素麺の及ぶところにあらず」と、紹介されています。
大神神社(おおみわじんじゃ)の門前町が伊勢街道筋にあったことから、多くの旅人が往来し、手延素麺の製法が全国に広まっていったと言われています。
鳥居マークの帯は、奈良県三輪素麺工業協同組合の組合員しか使用することが出来ません。
組合の定める厳格な自主基準に基づき製造された三輪素麺であることを示す証です。
当製麺所は、奈良県三輪素麺工業協同組合の正規組合員です。

宵ごねづくり

前日の夜に仕込みすることを、「宵ごね」と言います。
宵ごねづくりは、一晩じっくり寝かせ、しっとりと落ち着いた生地を製麺していきます。
熟成を繰り返し、時間をかけて作ることで手延べの強いコシが生まれます。

会社概要

社名
中垣製麺所
設立
昭和58年
代表者
中垣 雅至
住所
〒630-2234 奈良県山辺郡山添村切幡666
電話番号
0743-87-0338
FAX番号
0743-87-0656
サービス内容
誉、緒環、神杉、太麺(ひやむぎ)を製造

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TEL:
0743-87-0338
FAX:
0743-87-0656